one word of the week ~今週の一言~

30代男性より「7月4日発表分」

今年もイグノーベル賞の季節がやってきました。
イグノーベル賞とは、ユーモア系科学雑誌の編集長であったマーク・エイブラハムズが1991年に創設した賞で、「人々を笑わせ、考えさせてくれる風変わりな研究」を行った10の個人もしくはグループに授与されます。
毎年世界中から選りすぐりの「常軌を逸したぶっ飛んでいる」研究成果が選ばれていますが、なんと日本はこの賞を10年以上も連続で受賞している常連国です。
ちなみに2020年には当社としても関係のある(?)音響学賞を京都大学霊長類研究所の西村准教授が受賞しています。
その研究内容は「ヒトと同様に、ワニもヘリウムガスを吸うことで鳴き声が高くなるか」です。

過去の受賞一覧を見ると、何の役に立つんですか??とついつい聞いてしまいたくなるような研究が目白押しですが、それとは別に人間の貪欲な知的好奇心と飽くなき探究心を垣間見ることが出来、感嘆を禁じ得ません。
思えば人類の発展に大きく寄与するような研究成果も、はじめはちょっとした好奇心と地道な研究活動から始まることがほとんどです。
そういう意味では、純粋な好奇心に端を発し、風変わりな研究活動にスポットライトを当てるイグノーベル賞は、我々の科学の進歩を支えている1つとも言えるのではないでしょうか。

最近何かに知的好奇心を掻き立てられ、じっくり調べようと思うことが個人的に少なくなってしまいました。イグノーベル賞を機会に今一度科学への情熱を取り戻したいと思います。

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